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「虹」第39号

カテゴリ:機関紙『虹』

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「心と脳の白熱教室」を見て

ホームの仕事に携わっていると、「こんな風に年輪を重ねられたらいいな」と、お手本となる多くの方にお会いします。

どなたも、沢山の困難を乗り越えて、とても前向きに生きていらっしゃるように感じます。

少し前になりますが、四回シリーズでオックスフォード大学の感情神経科学センター長のエレーヌ・フォックス教授が、脳科学と認知心理学を掛け合わせた最新科学を駆使して、楽観と悲観の「秘密」を紐解いていく番組を興味深く見ましたのでちょっとご紹介します。

同じ境遇でもその人の受け止め方で、幸せ感が違います。楽観主義は、私たちの健康に有益であり、逆境に打ち勝ち人生を有意義に、幸せになれる作用を心にもたらすとのことでした。

私は、楽観的思考と幸福とは必ずしも一致しないと、漠然と思っていましたが、教授はそのことについて明確に回答を示してくれたように感じました。

教授によると、だれもが楽観思考と悲観思考を併せ持っていて、「楽観主義」と「ポジティブ(楽観的)思考」は同一ではなく、ポジティブ思考は楽観主義の一つ目の要素で、他にも3つの要素があるということでした。

二つ目は「ポジティブな行動」。どのように考えるかではなく、どのように行動するかが重要なことのようです。

三つ目は「根気と粘り強さ」。困難な状況でも乗り越える力です。

四つ目は「自分の人生をコントロールしている感覚」です。

そして教授は、誰もが悲観主義から楽観主義へと変われことを科学的に示しました。私は、一定の年齢を経ると、性格はそんなに変わらないのではないかと思っていましたが、教授がそんな私の思いを打ち消し、私も含めて誰もが幸せな人生を送れるという望みを繋いでくれました。

(文)理事長 小松徹人